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少しまじめに社会問題について考えてみたい
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土浦市連続殺傷事件
小風明本部長と石井孝刑事部長が約1時間、記者会見に臨んだ。
小風本部長は「県民の治安への信頼が大きく失墜したことを厳粛に受け止
める」と述べ、再発防止を誓った。
 まず、改善点として挙げたのが情報発信のあり方だ。県警は3月19日
の三浦芳一さん(当時72)殺害事件を受け、数時間後には金川真大容疑
者(24)を重要参考人と認定。土浦市教委に注意を呼びかけるとともに
、県警が提供する防犯情報サービスの登録者の携帯電話に一斉にメールを
送り、殺人事件発生を伝えた。21日の公開捜査の後は、荒川沖駅周辺の
インターネットカフェなどに手配書も配った。
 だが、逃走中の金川容疑者が現れる可能性の高い荒川沖駅に説明や協力
依頼をしておらず、立て看板やチラシでの注意喚起もしなかった。
これらの点を改め、県民の安全を第一に考え、速やかに事件の情報公開を
図る。このほか、すでに警察と自治体、防犯ボランティアら住民との間の
連絡態勢の整備を進めている。
 2点目として、警察官の捜査力の向上を目指す。県警は今回、捜査員の
通行人を見分ける技術の未熟さを深刻に受け止めた。頭を丸刈りにして手
配写真と容姿が変わっていたとはいえ、荒川沖事件の前日も同駅を利用した
金川容疑者に捜査員2人は気づかなかった。翌日も捜査員8人が駅にい
たが、ホームや改札で捕捉できず凶行を許した。
 これらを踏まえ、大勢の通行人の中から容疑者を見つけ出す訓練を強化
する。警察庁指定の捜査熟練者「広域技能指導官」を、他の都道府県の警察
から講師として招き、捜査部門の警察官を中心に能力を磨く。
 3点目が装備品の見直し。荒川沖事件では、駅に配置した8人の捜査員
は無線機を持っていなかった。犯人逮捕を優先し、イヤホンが見えること
などで容疑者に気づかれることを懸念したためだ。8人は携帯電話で連絡
を取り合うことになっていた。だが、捜査員1人が切りつけられた後もす
ぐに連絡を取り合えず、金川容疑者を取り逃がした。
 小風本部長は「無線機の不携帯は大きな問題点だった」と述べ、落ち度
を認めた。今後は「携帯電話と無線機を組み合わせて、事件ごとに効果的
に活用できるよう努める」とした。

結果的に金川容疑者を見逃したことで、8人が殺傷されたことについて、
会見では「被害者や県民への謝罪はないのか」という質問も出た。
小風本部長は「反省すべき点はあった」と述べるにとどめた。
 検証結果は、この日午前の県公安委員会で了承を得て発表された。
前回の委員会では、県警の示した素案に対し3人の委員が「無線の問題な
どは十分に検討すべきだ」「今後は警察官一人ひとりの能力が問題になる
のではないか」などと指摘したという。
 
 これだけの事件を8人の捜査官を配置しながら何もできなかったことに
対する反省がないのは警察官の傲慢さの現れだと思う。
捜査熟練者から講習を行うようなことを言っているが、それは警察官に
なる前に十分に研修なりを受けてから警察官にすべきで、そんな能力の
ない無能な警察官を配置していたことへの謝罪をすべきだ。
それと8人の未熟な者を配置した責任はどうとるのか?
事件を謙虚に直視することから始めないと警察の信頼回復につながらない。
丸刈りにしていただけで容疑者がわからよう無能な警察はいらない。
| chary | - | 11:38 | comments(0) | trackbacks(0) |