2007.01.11 Thursday
ホワイトカラーエグゼンプション・900万超の該当者が20万人?
塩崎官房長官は11日午前の記者会見で、一定の条件を満たした会社員を労働時間規制から外し、残業代をなくす「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入をめぐり、「そういう(提出する)方向でいま、努力をしている」と述べ、通常国会に関連法案を提出する方針を表明した。柳沢厚生労働相は年収900万円以上の会社員に限定する考えを示しており、対象を20万人程度に絞ることで理解を得る考えだ。
塩崎長官は会見で「いま、柳沢厚労相が精力的に各方面に説明をされている。政府としては、やはり国民の理解を十分得て提出するというのが筋だ」と強調した。 詭弁としか言いようがない。 20万人のみを対象にするために、どうして法改正が必要なのか? 労働協約等、各企業の労使の話し合いで十分ではないのか? サービス残業をしないで、年収が900万を超える人の時間外労働が、月平均でどのくらいあるのか見当もつかないが、おそらく基準内賃金も相当高いと考えられる。 それほど高い給料をもらっている人のみをホワイトカラーエグゼンプションの対象にするのなら法改正でなくて、企業間で非組合員扱いにして、36協定の要員から除外するだとか、法改正の手続きをへないで、労使協定で対応すればいいのではないか? 厚生労働省は、これで国民の目をはぐらかせて、ホワイトカラーエグゼンプションを導入させておいて、年収要件を下げるなど段階的に、多くのホワイトカラーに該当させる魂胆はみえみえだ。 国民をバカにするにもほどがある アメリカの言いなりはやめてもらいたい! |