2011.12.04 Sunday
冬の風呂は怖い
鹿児島県内で2010年、入浴中に突然死した199人のうち、1人暮らしが3割の64人を占めることが、鹿児島大学大学院の小片守教授(法医学)らの調査で分かった。12〜2月は突然死の約45%が集中し、「地域や行政によるこまめな安否確認や、予防啓発が重要」と呼び掛けている。
調査は県警の協力を得て06年から実施。入浴から死亡して発見されるまでの時間が分かっている166人(独居45人、家族などと同居121人)を分析した。同居の場合は7割以上が2時間以内だった一方、独居は2時間以内が1人、残りは全員12時間以上経過していた。 199人の年齢内訳は、65歳以上が91.5%(182人)で、男女とも80代が最多。 小片教授は「独居では家族らの見守りがないため、体調急変時の救命措置が困難」と指摘。気温が低い日や気温差が大きいときに突然死は起きやすく、「浴室や脱衣所を暖め、長時間の入浴を避けるなど、十分注意してほしい」と助言した。 昔は肩までゆっくり風呂に入っていましたが、寒い冬に風呂で温もるのではなく、ぬるめのお湯で半身浴で。 |