2011.05.03 Tuesday
米GMオハイオ工場労働者、給与支払いに絡みGM・労組を提訴 日本への影響について
訴えによると、原告の工場労働者は2006年に臨時労働者として雇用されたが、2007年4月に契約をいったん打ち切られた。その半年後には再雇用され、一時的に従業員スタッフと同じ給与が支払われていたが、2008年6月にはGM経営陣に「1人ずつ」呼ばれ、再び臨時労働者として契約書に署名することを余儀なくされたという。訴えでは、その結果、大半の原告が賃金を40%以上カットされた、と主張している。
また原告側は、UAWは契約書の件を調査しなかったほか、署名しなければ解雇すると脅した会社側に対し抗議すべき義務を怠った、と主張している。 日本では過労死、過労自殺、名ばかり管理職の問題は個人が企業に対する訴訟になっており、名ばかり管理職の場合の多くは管理職なので非組合の場合があるかと思うが、過労死や過労自殺は死に至る状況を放置した労働組合に対する訴訟を起こしても不思議ではないが、遺族のみなさんも労働組合にそこまで求めることができないという現状認識があるのかもしれない。 |