2008.06.22 Sunday
死神
死刑執行の件数をめぐり、朝日新聞夕刊1面のコラム「素粒子」(18日)が、鳩山法相を「死に神」と表現した問題で、朝日新聞社に約1800件の抗議や意見が寄せられていたことが分かった。
21日夕刊の素粒子では、「法相は職務を全うしているだけ」「死に神とはふざけすぎ」などの抗議が千件を超えて寄せられたことを明かした上で、「死刑執行の数の多さをチクリと刺したつもりです」と説明。「風刺コラムはつくづく難しいと思う」とし、「法相らを中傷する意図はまったくありません」「表現の方法や技量をもっと磨かねば」と、おわびとも取れる内容になっている。 死刑を執行した法務大臣が死神と表現するのは、まったく理解できない。 死刑の賛否はあるが、現行の法制度では、死刑の判決に対して執行しない法務大臣こそが業務怠慢だと思う。 死刑に反対する意見を持つことは自由であるが、死刑制度が存在する限りは執行するのが、法務大臣の任務の遂行だと思う。 |