2008.05.18 Sunday
氷山の一角
間垣親方(55)=元横綱2代目若乃花、本名下山勝則=が、弟子を竹刀で殴ってけがをさせていたことが分かり、序ノ口力士死亡問題を受けて発足した日本相撲協会の再発防止検討委員会は17日、東京・両国国技館で開いた臨時会合で同親方を厳重注意とすることを決めた。
相撲協会の理事でもある間垣親方は、夏場所4日目(14日)の朝げいこで、序二段力士を竹刀で殴打。顔や手の甲、太ももに全治1週間の打撲と擦過傷を負わせた。当日の取組を土俵下で見た審判が力士のけがに気づき、同委員会に報告。間垣親方は「(力士が)やってはいけないことをしたから、立ち直らせようと思ってやった。しごきがなくなったら相撲界じゃない。かわいいから、やったんだ」と話した。 同委員会では、陸奥部屋で十両の豊桜(34)=本名向俊昭、広島県出身=が1月下旬に序ノ口力士の頭を、部屋の荷物をきちんとしていなかったことを理由に調理器具でたたき、8針縫うけがを負わせたことも報告され、豊桜と師匠の陸奥親方(49)=元大関霧島、本名吉永一美=の2人も厳重注意とした。 この報道を見てどう感じましたか? 私は『相撲界では、このようなことは日常茶飯事的に行われていたんだろうなあ。ただこれまで明らかにされなかっただけじゃないかな?』と思いました。これまで不問であった相撲界の『しごき』『かわいがり』など相撲界だけに認められてきた暴力的な指導方法が改善されていくことに期待したい。 |