2008.04.06 Sunday
女性労働者正社員比率の低下
女性の雇用者全体に占める正社員の割合は12ポイント減の46.5%に落ち込んだ。男女間の賃金格差の改善ペースも以前より鈍っており、45〜54歳のフルタイム労働の女性の賃金は07年でも男性の6割未満にとどまる。
白書によれば、15歳以上で実際に働いているか求職中の女性の数を合わせた「労働力人口」は07年で前年比0.1%増の2763万人と、4年連続で増えた。だが、労働力率(15歳以上の女性全体に占める労働力人口の割合)は48.5%と横ばいだった。 女性の正社員数は85年の994万人から97年には1172万人に増えた。だが、労働法制の規制緩和や企業の人件費節約により、契約・パート社員などに切り替える動きが加速。98年には正社員数が減少に転じた。正社員が女性の雇用者全体に占める割合についても85年の67.9%から低下が続き、03年には5割を下回った。 一方、40〜44歳男性のフルタイム労働者の給与を100とした場合の同じ年代の女性の給与は、85年の52.2が97年には60.5と8ポイント以上伸びた。だが、97〜07年の10年間は格差縮小のペースが鈍り、3ポイント増の63.5にとどまった。 長時間労働、過労死、名ばかり管理職、ホワイトカラーエグゼンプション など労働問題は形をかえてどんどん増加傾向にある。 女性問題も深刻だ。正社員比率も85年に67.9%あったものが5割りを切る のは深刻な問題だ。 みなさんの身の回りでも正社員の女性が辞めると派遣社員で補っていませんか?この傾向が女性の非正規化を進めているひとつの原因です。 みなさまの職場で女性が退職すれば、4月までの中継ぎで派遣を入れる のはいいですが、4月には新入社員で補充するようにつとめていただきたい |