2006.11.03 Friday
履修問題に疑問
与党と文部科学省は1日、高校の必修逃れ問題で、高校3年生について、
補習授業の上限を70回(1回50分、2単位分)とすることを基本に、 必要な補習授業が 〈1〉70回超の場合、70回の補習とリポート提出 〈2〉70回以下の場合、学校現場の裁量に任せ、実質50回程度の補習 を行えば卒業を認めるということらしい。 救済は必要だと思う。しかし、私は高校側の処分が議論されていないこと に疑問を感じる。 ”履修漏れ問題”とマスコミは報道しているが、私は”漏れ”ではないと 思っています。 飽くまでも学校側の意図的な行為であり、悪質だ。 確かに文部科学省の履修のあり方にも問題があるかもしれないが、現行の 決まりごとを教育する側の学校が率先して犯すことは教育上よくないし、 あるべきことではない。 共済策もあまり賛成できない。公立高校の場合、進学を優先せずに、 きちっと履修した子と、いわゆる履修漏れ校との”差””違い”を都道府県 の教育長はどう考えるのか? 真面目に指導要領通りにやってきた学校の生徒が損をさせてはいけないと 思う。 履修問題は漏れた側の生徒の救済に争点が向けられているが、真面目に 履修した側の子にも目を向けるべきだ。進学という問題では履修漏れ校が 有利になるのはおかしい。 |